大弛峠ライド!

 

10月3日。

ロードを購入してからちょうど一周年の日に、前々から気になっていた大弛峠へいってきました!

 

日本には最高所と言われる場所が3つあります。

日本一高所の国道は渋峠(2152m)

日本一高所の道路は乗鞍(2761m)

日本一高所の峠は大弛峠(2360m)

その中の1つの大弛峠ですが、山梨と長野の県境を結ぶようにしてある峠です。

8月に行った乗鞍岳に引続き、標高2000m越えライドになります。

 

aglir2.hatenablog.jp

 

当日の予定ルートです。

輪行山梨県塩山駅まで行き、そこからクリスタルラインを走って、大弛峠山頂を目指します。

登り終えたら、きた道をダウンヒル、今度は柳沢峠を通って奥多摩湖へ向かい、飯能を経由して自走で帰る190キロのルート。

お昼御飯は柳沢峠のお茶屋さんで食べようかな~なんてゆるく考えていましたが、めちゃくちゃ無謀なルートだと気付くのは当日走ってからのことになります、、、、

 

埼玉から約2時間ちょっと、電車に揺られて塩z、、、東山梨駅に到着!

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いきなり一駅乗り過ごしてる( ' ^'c彡☆))Д´)パーン

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朝7時に到着しましたが、この日は秋晴れでいいライド日和。大勝利の予感です。

駅のロータリーで自転車を組み立て、当初予定の塩山駅まで自転車で戻り、気を取り直して再出発!レッツゴー!

 

駅から大弛峠の山頂までは約30km

そこまで遠くないなーとは思っていましたが、ほとんど登りです。1kmも走らないブドウ園ゾーンはだいたい7%ぐらいで、歯ごたえすごい。

しかもずーっと直線。これから自分が登る道が、見えなくなるまでずっとずっと続いてます。

例えるなら赤城の中盤の斜度を緩めず、直線に叩き伸ばした感じ。

めちゃくちゃ苦手なタイプの坂だし、今日はリュックを背負ってのヒルクライム

精神も脚もじわじわ削られていきます。

でも今日は脚付きok休憩okな観光ライドなので、大丈夫!ゆっくりいこう!と自分を励まして登っていきます。

 

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しばらく走って、ゲートを越えたところで林道っぽいゾーンへ入ります。

 景色が一気に変わって、道もカーブが多くなってきました。

斜度は相変わらず7%から10%を叩き出していますが、

景色がすごく綺麗で、全然辛くありません。

 

まずは10キロ地点の琴川ダムを目指します。

所々にあるダムまであと○○キロ!の看板に

ま、まじか~となりながらもゆっくり自分のペースで登っていきます。

 

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途中で写真をとりつつ~

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 琴川ダムとうちゃこ!

ダムの付近には広場があったり、バンガロー、カフェがありましたが、

その日はお休みみたいでした。

また登っていきます。

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琴川ダムから大弛峠へまでの林道へ向かう一本道。

道の両端とも背の高いススキが生えています。秋だな~!でもここの斜度きついな~!(15%って見えた気がする)

 

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そうしてまたゲートをくぐると、斜度が一気に緩みます。ブライトンを見ると2%ぐらい。

は~!めっちゃ平坦区間!足を休ませながら、山深くなった景色を楽しみます。

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先ほどまでの琴川ダムまでのゲートゾーンと一気に変わり、笹の葉や白樺のある、標高の高さを感じる山道になります。こういう景色好きがとまらない(:з )≡

途中リスやシカを見かけました。

5キロほど進むと、序盤と同じぐらいまで斜度が上がります。

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時折見える開けた景色と、紅葉が始まった木々を楽しみながら、

えっちらおっちら登っていきます。

 

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大弛峠にとうちゃこ~!

起点から30km、標高差約1800mボリューム満点のヒルクライム

そうして、ここからはビンディングシューズをスニーカーに履き替えて、

山頂まで15分ほどにある、夢の庭園までトレッキングを楽しみます。

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初めは、リュックを背負ってくるのが嫌で、ビンディングで登ることも検討してましたが、岩がゴロゴロして、なおかつここまでで疲労も溜まっていて危ないので、スニーカーを持ってきて大正解でした。

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結構急です。

細い山道を進んでいくと、辺り一体が見渡せるほど一気に視界が開けます。やっと山頂に到着!

 

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遮るものもないので、冷たく、強い風が体に当たります。

下の方に、自分が登ってきた道が細く見えて、ここまで自分の足で来たんだ、と実感します。

自転車がなかったらここまでくることはなかっただろうし、山の名前さえ知ることもなかっただろうなーと思って感慨深いです。こんな綺麗な景色をアミラちゃんと見れて幸せです。

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大きな石の上に座って、暫くぼーっと景色を楽しみました。

後ろ髪を引かれながら山頂をあとにして、山小屋まで戻ります。

時間は13時。のんびりしすぎちゃいましたが、ちょうどお昼時だし、せっかくなので山小屋でカレーをたべました。

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これがめちゃくちゃおいしいのなんの!

スパイシーで具はごろごろと大きくて、食べごたえは抜群!朝3時の朝食から、ここまで補給なしできたので、すんご~くおいしかったです!

水が山の湧き水をポンプで汲み取ったものを使ってるらしく、お米ももちもちで最高!幸せでした。

 

山もごはんも堪能したあとは30kmのダウンヒル

先日の台風で所々道が荒れていたり、クレーチングに隙間のある箇所を何個か見かけたため、慎重に下っていきます。

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走ってる時にも思いましたが、紅葉している場所にくると、 

砂糖を煮詰めたようなあまーい匂いがしてきます。

後日調べたら、カツラという木の落葉から、この甘い匂いが香っているそうです。

落ちる前の葉っぱからは香らないそうなので、この時期しか嗅ぐことができない匂いです。

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いい匂いにいい景色、、、最高でした!

 

 

ゆっくりダウンヒルを終えて、今度は奥多摩方面へ。

この時点で14時半頃予定よりも2時間半オーバーです。

急がなきゃ!と塩山から柳沢峠へ向かいます。

距離はだいたい18km 獲得標高は1200mぐらいです。

 

ルートひいたときに大体気付いてはいたんですが、またも永遠の登りです、、、

斜度は7%から10%いかないぐらいで、大弛峠で消耗した足を更にごりごり削られていきます。

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有名なループ橋!路面も綺麗なので、ここダウンヒルするのものすごーーーーく気持ちいいだろうなぁ、、、と思いながら登っていたら、

前方から満面の笑みのローディが颯爽と下っていきます。超楽しそうでした!

私はというと、なんだこのしんどいルート!誰が作ったんだ!……自分か!!!!

とやり場のない気持ちを胸に登っていきます。

 

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柳沢峠とうちゃこ!

 

ここまでで80kmあと残り110km

時間は16時になろうとしています。あと日の入りまで1時半。

ここで、このまま塩山側へまたダウンヒルして輪行で帰ればよかったものの、

残りは下り基調の平坦だから大丈夫だろうと慢心して、そのまま奥多摩方面向かいます。湖畔についた頃にはあたりは真っ暗でした。

私の装備はvolt400とリアライト1つずつ。山沿いを走るには装備不充分です。

 

青梅街道は街灯があるものの、数は多くはありません。

カーブやトンネルも多く車通りも多いため、すごく怖い。

飯能までで今回のライドは終わりにしました。

自分の走力を過信しすぎたのと、日が短くなる秋なのに無茶なルートをひいたこと!

今回の反省点です。もっと走れるようになったら、今度は完走したいなと思いました。

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